ごあいさつ

士別市に来る以前は、札幌の産婦人科病棟で助産師をしていました。

助産師となり、赤ちゃんが生まれるお手伝いをさせていただく中で、様々の経験をさせていただいて、教わることがたくさんありました。

特に出産の場面では、生まれてくる赤ちゃんとお母様に、私は命とは生きるとは何かを深く考えさせられ、また教えられました。

お母さんと赤ちゃんのいのちが輝きあって、「産む力」と「生まれる力」があるからこそ、すべての命は生まれてくるのだと、

そして、すべてのいのちに意味があると、やっぱり思います。

たくさんのお母様方、赤ちゃん達から教えていただいたことを、お返しするために、助産師であり続けるという思いもどこかにありました。

 

出産後は、ほんの5日から1週間くらいの短い入院で、おっぱいも育児もまだ落ち着かない中退院しなくてはなりません。生後5~6日で母乳が確立している人なんて、ほとんどいません。おっぱいが痛かったり、うまく吸えなかったり、よく出ていたとしても出過ぎて、張って痛かったり、本当に様々です。不安を抱えたまま退院されていくお母様方を見送っていて、退院後も力になりたいのに、それができないジレンマを抱えていました。

 

結婚を機に退職し、士別市に転居してきました。

自分の妊娠・出産・子育てを通じて、改めて退院後の母乳や育児へのケアの必要性を感じました。

病院で働いていた時には応えられなかったその想いが心にあり、やはり少しでも力になりたい、なれるのではないかと思い始めました。

助産師の私も、一人の母親として、母乳育児や子育ての素晴らしさ、と同時に大変さも身にしみて実感しています。

妊娠中の身体の変化。出産という大きな山を乗り越えて、さて子供が生まれたらこんな生活になるんだと、始まってみて分かる理想と現実とのギャップ。母乳のこと、赤ちゃんのこと。産後の身体の変化、疲労。

と同時に、心にも変化がおこり、波のような浮き沈みもあるのです。

思い描いていたものと全然違うとおもう場合もあるでしょうし、頑張っているのに、うまくいかないことだって多くあるものです。

 

うまく吸えなかったり、おっぱいが痛かったりすることもあります。これでいいのか、どうしたらいいのかと不安に思うこともあるかもしれません。

困ったと感じた時に、おひとりで悩まずに、こじらす前に専門家に相談いただきたいと思っています。

「お産も痛かったけど、おっぱいはもっと痛かった」「痛くても、それは母として我慢しなくてはいけない痛みなの?」。答えはNO!です。SOSの声を遠慮なくあげてくださいね。

 

母乳育児は本当は痛くないものだし、お母さんと赤ちゃんできっとうまくやっていけるはず。だからこそ、少しでも早い段階で解決に向かえるよう、困っていることに寄り添い、お力になれたらと思っています。

お一人お一人に合った授乳や育児を一緒に考えて、楽しく、また安心した子育てになるようにと考えています。

  

 

お母さんも赤ちゃんのお互いに幸せを感じられること、子供の心と身体の成長に大切な要素が含まれるということで、2013年3月から、士別市内で、ベビーマッサージのクラスをしています。

赤ちゃんとお母さんの触れ合いは、子育ての悩みも軽くしてくれます。

赤ちゃんのお世話や、日々の忙しさに追われるでしょうけど、ひとつ予定を立ててお出かけください。

かわいい赤ちゃん時期の楽しみに、そちらもぜひご参加ください。